ビジネスマナーには大きく
「社会人として必要なこと」
「一般的にどこの会社でも共通なもの」
「会社や職業によって差があるもの」
の3種類があることを前の記事でご紹介しました。
では、「社会人として必要なこと」はどんなことがあるのかをこちらでご紹介します。
1:時間を守る
「時間は誰にでも平等」という言葉があるように、自分にも相手にも同じ時間が流れています。だからこそ決められた時間を守り行動する必要があります。出勤時間、会議の時間、外出や戻りの時間、仕事の期日と時間を守らなければいけないことは様々。守らないことで自分や会社の評価を落としかねない大変重要なことです。
スケジュール帳を活用し、見通しを持った働き方を計画しておくことも大切ですね。
余談ですが、私の職場ではよく後輩が寝坊して遅刻するということが多く、一度全員出席した会議で検証を行いました。
遅刻する多くの職員は、スマホのアラーム機能のみを使っており、寝ぼけながら枕元のスマホを触り、二度寝…。
また、充電するのを忘れ寝落ち…。バッテリー切れのためアラームも鳴らず…。
遅刻しない職員たちは、目覚まし時計をセットし、ベッドから歩いて止めに行くことで、体を動かし目を覚ますという行動を実践しているという結果がわかり、その時の上司は、「宝くじが当たったら全員に目覚まし時計を買い与えたい」と冗談まじりに話していました。新社会人の皆さん、安くても良いので、目覚まし時計は買うべきだと私は思います。
2:「会社からお金をもらっている」という意識
「人材育成」という言葉があるかと思います。最近はこの「人材」を「人財」として考えている企業も大変増えてきました。
そうです、皆さんは会社にとっての財産であり、皆さんが仕事をしたことでの成果をお金で買い取っているのです。
また、社会福祉法人のような非営利な企業の場合、人件費を含んだ多くの運営に関わるお金は税金によって賄われています。
「雇用される」ということは、一企業の人間として成果を生み出したり、社会貢献をしなければいけないという指名が課せられ、それに対する対価として給料がもらえるのです。
こちらも余談になりますが、給与明細の中身は確認していますか?振り込まれたことをスマホの銀行アプリだけで確認し、「入ってる、よかった!」だけで安心していませんか?
どのような手当をもらい、どのようなものを会社から控除されているのか、お金の出所や行き先もしっかり明細で確認しておきましょう。
3:会社のルール(様々な規則)の遵守
企業には必ず規則があります、これはビジネスマナーとは違い、「ルールブック」です。
「こういう働き方をしてください」「休みはこのように取ってください」「冠婚葬祭に関することはこのように報告、手続きしてください」など、企業によっての書き方はありますが、「このルールを守って働いてね」という約束が書かれています。
そのため、入職前に内容を確認することがとても大切ですし、いつでも確認できるようにどこにその規則が置いてあるのかを把握しておくことが大切です。
4:守秘義務の徹底
よく「個人情報」という言葉を聞くと思います。仕事で守らなければいけないのはそれだけではありません。仕事をしている中で知り得た情報のほとんどは守秘義務があるものです。
仕事の話をする時、そこに聞かれてはいけない人がいないか、確認しましょうね。
もし、同僚2人が帰りの電車の中で、その場にいない自分の仕事内容を話していて、それを取引会社の方が聞いていたらどうでしょう。
「うわ、この会社信頼できない!」と契約破棄…なんていうことだって十分あり得ますよね。
5:報連相での連携
報連相とは、「報告」「連絡」「相談」のことを指します。どんな仕事であっても、かならずその前後には繋がる人がおり、時にはそれがチームとなります。報連相は様々なチームで連携し仕事を進めるためのコミュニケーションです。
「あの先輩忙しそうだし、報告しずらいな」はい、わかります。
呪術のように結界やATフィールドを張って、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出している人。
でも、報告や連絡を怠ることで、最終的には自分を苦しめることにもなります。すぐ報告できなさそうな時は、メモで「お忙しそうなのでメモですみません」とそこで伝えられることは書けば良いし、メモでは伝わらないことは「報告したいのですが、どこかで時間ありますか?」と書けば、あなたは報連相をしています。どのような方法が良いのかは、その相手とコミュニケーションを取って最善策を見つけていきましょう。
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