①ビジネスマナーについて 〜そもそも、なんでこんな事が大切なの!?〜

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1:『ビジネスマナーって、必要なの?』

 

このサイトを作る時に色々と情報を調べました。その中で、Yahoo!知恵袋には「アンチビジネスマナーなのですが、本当に必要なものですか?」という質問がそこそこあったのです。

 

実際にどれくらいの割合の方が同じような気持ちでいるのか…。

 

こちらは日本能率協会が2021年12月に全国の20歳~69歳の正規就業者1000人を対象に行った「ビジネスパーソン1000人調査」【ビジネスマナー編】の一部結果です。

 

Q:あなた自身にとって、ビジネスマナーは、仕事をスムーズに進めるうえで必要だと思いますか

この質問に対し、全体の80%近くが「必要」と答える中、20代の回答は65.5%と低め。つまりは20代の100人中35人はビジネスマナーの必要性を感じないという結果になります。

 

今は多様性を重視する世の中です。

「ああ、そういう考え方もあるよね。」とまずは結果を受け入れつつも、私には一つの疑問が生まれました。

 

実は、そもそも何のためにビジネスマナーがあるのかを知らない、わからない、興味がない(興味を持つシチュエーションになったことがない)のでは…。

 

 

2:『「マナー」とはそもそも何なのか』

 

ビジネスマナーのことは一旦置いておいて、まずは「マナー」について考えてみましょう。

 

実際に「マナー」という言葉を広辞苑で調べてみました。

 

「行儀作法。ある行為や事柄に関するやり方や態度。」

…うむ、ちょっと難しいですね。

 

そのそばに書かれていた「マナーモード」という言葉も見てみます。

「携帯電話で、着信音が鳴らないようにする設定。公の場で他人に迷惑をかけないためのもの。」

…お、これは大変わかりやすい!

 

大好きなアーティストのライブで心に響くMC中やしっとりとしたバラードの途中にケータイが鳴ったら、確かに迷惑ですよね!?思い入れのある曲なんかだったら、もう最悪…。だから、ライブや映画が始まる前にはマナーモードにする、電源を切るなどのアナウンスがあるんです。

 

そして、「●●しない」という言葉は禁止用語といい、ネガティブな印象を与えてしまいます。ですので、今回私はポジティブワードに変換し、肯定的な言葉を使ってみたいと思います。

 

「他人に迷惑をかけないためのもの」から

ポジティブな表現、「相手のことを思って行うもの」へ変換。

 

相手のことを思ってする行動や行為のことが「マナー」であり、

ビジネスマナーは「仕事上で相手のことを思ってする行動や行為」ということがぼんやり見えてきましたね。

 

3:『「メラビアンの法則」の真意、「人は●●●が9割」のナゾ』

 

『人は見た目が100パーセント』という漫画があります。

タイトルは非常に衝撃的ですが、ここでお伝えしたいのは

何でそんなに見た目が重要視されてしまうのかというお話。

 

「見た目に騙されちゃダメ!」なんて家族や友人から助言されたり、

「見た目で判断しないでよ!」と誰かに怒りをぶつけたりした経験はありませんか?

 

それは、「目から入ってくる情報が非常に多くの影響を与えてしまうから」という人間の特性によるものなのです。

 

皆さんは「メラビアンの法則」という言葉を知っていますか?

 

「人と人とのコミュニケーションにおいて、

  • 7%の言語情報(言葉そのものの意味、会話の内容など)
  • 38%の聴覚情報(声の質や大きさ、話す速さ、口調など)
  • 55%の視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線など)

のウェイトで影響を与える」という心理学上の法則の1つです。

しかも、何と恐ろしいことに、相手の第一印象は3〜5秒で決まるとされていることも、「メラビアンの法則」にてわかっています。

 

「一目惚れ」「パケ(パッケージ)買い」「ジャケ(ジャケット)買い」等、正にこれが視覚情報による人間の心理行動ですね。

 

そして、さらにその視覚情報にプラスされるのが聴覚情報。

 

上記で紹介した「言語」「聴覚」「視覚」という3つの情報はいずれもコミュニケーションには重要なものですが、言語情報は「言語コミュニケーション」、聴覚情報と視覚情報は「非言語コミュニケーション」という2つのコミュニケーションに分類されます。

 

・「言語コミュニケーション」

話の内容や言葉そのものの意味など、言語によって情報を伝えるコミュニケーション

 

・「非言語コミュニケーション」

言語以外の方法を用いたコミュニケーション

 

「非言語コミュニケーション」の聴覚情報・視覚情報二つを合わせることで、人と人とのコミュニケーションに影響を与える割合が90%になるのです。

 

「人は見た目が100パーセント」とは流石に大げさな言い方ですが、

「人の印象は90パーセントを占める視覚・聴覚の情報により、3〜5秒で決められてしまう」のは、心理学的にも立証されているようです。

 

ですので、「メラビアンの法則を活用して、上手にセルフプロデュースをして欲しい」というのが、私のビジネスマナーに対する考え方です。

「ビジネスマナー」はあなたをより素敵に魅せることができる『非言語コミュニケーション』の一つだと思えば、気持ちもポジティブになりませんか?

 

4:『プライベートでもあるあるな「相手が気になっている行動」』

 

パートナーや家族、友達と大切な話をしている時、目の前でずーっとポケモンGOをされていたら、皆さんはどんな気持ちですか?

 

「いいポケモン捕まえてね」

「捕まえたら私にも欲しいな」

「ゲームしながら話も聞いてくれるなんて、マルチタスクな人」

 

なーんて、思う人はほぼいないと思います。

 

「え?私のこと大切じゃないのかな」

「人が真剣に話してんのに、テキトーに聞き流してるなこいつ」

「一緒にいるのがつまらないのか、もう決別だな」

 

と思うのが、一般的ですよね。

実際に自分自身もする側・される側のどちらかを経験したという方も多いのではないのでしょうか。

 

実は、ビジネスマナーでもこの行動が一番気になるということが、「ビジネスパーソン1000人調査」【ビジネスマナー編】によりわかっています。

 

Q.あなたは、以下の行動について、マナーとしてどのように思いますか。

人と大事な話をしている時にスマホをいじっているのは、仕事でもプライベートでも「相手が不快と感じてしまいやすい行動」のようです。

スマホの普及により、仕事のツールとしても重宝される反面、使うシチュエーションによっては、相手に不快感を与えてしまうため、注意が必要ですね。

 

また、「少し気になる」という回答結果に注目してください。

皆さんは、「少し気になった事」って相手に伝えますか?

私は正直なところ、相手には伝えず様子を見て、何度か気になる行動が繰り返された時に「言わないとわからないかも」と思って、伝えるようにしていました。

 

しかし、様子を見続けるということは相手にとっては放任されていると思われてしまうこともあります。

「何度も見ているけど、やっぱり気になる、伝えよう!」と、その相手にようやく声をかける頃には、すごく不機嫌な顔をされ「え、今更?だったら最初に教えて欲しかったんですが…?」と逆ギレされてしまう事も…。

社員の育成をされている方は、この「伝えるタイミング」については十分注意しなければいけないかと思います。

 

他にもビジネスマナーについての調査結果が出ていますので

興味のある方はご覧になってください。

 

「ビジネスパーソン1000人調査」【ビジネスマナー編】

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