【○○(読了時間)分で人間力UP!?】ビジネスマナー駆け込み寺

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はじめに 〜自己紹介とこの記事を書いた理由について〜 <読了まで約2分>

このサイトを訪れた皆さんは、何かしらビジネスマナーについてのお悩みをお持ちなのだろうと思います。

「就活中だが、ビジネスマナーがわからなくて面接が不安…」

「もうすぐ社会人だけど、先輩や上司に失礼のない関わりってどんなものだろう?」

「先輩上司の背中を見て見様見真似で覚えたビジネスマナー、果たして合っているの?」

「今年から新人教育担当になったけど、教える私が知らないのはマズいよな…」

「ってか、そもそもそんな昭和世代が作ったようなもの、必要?今、令和だけど!」

などなど、お悩みや文句は様々…。

作者である私は、ある法人で管理職の仕事をしていました。

保育士として働き、最終的には園長まで経験。

実は保育士のような専門職って、あまり外部の人との関わりがないので、ビジネスマナーの知識がないんです。

学校でも教えてくれませんでした。

内定者の研修で教わったとしても、実際に関わるのは子どもや保護者ばかりでビジネスマナーを意識して動く場面がありません。

そんな私が園長として、外部の方と名刺を交換したり、若手を育成したりしなければいけないんです。

説得力がないですよね、教わる側も嫌だと思います。

そんな忌まわしい経験を経て、同じようなことで悩んでいる人が1人でも減れば良いと思い、このサイトを作成しました。

皆さんの欲しい答えがあるのかは分かりませんが、少しでも力になれたら嬉しいです。

ビジネスマナーについて 〜そもそも、なんでこんな事が大切なの!?〜

ビジネスマナーって、必要なの?

このサイトを作る時に色々と情報を調べました。その中で、Yahoo!知恵袋には「アンチビジネスマナーなのですが、本当に必要なものですか?」という質問がそこそこあったのです。

実際にどれくらいの割合の方が同じような気持ちでいるのか…。

こちらは日本能率協会が2021年12月に全国の20歳~69歳の正規就業者1000人を対象に行った「ビジネスパーソン1000人調査」【ビジネスマナー編】の一部結果です。

Q:あなた自身にとって、ビジネスマナーは、仕事をスムーズに進めるうえで必要だと思いますか

この質問に対し、全体の80%近くが「必要」と答える中、20代の回答は65.5%と低め。つまりは20代の100人中35人はビジネスマナーの必要性を感じないという結果になります。

今は多様性を重視する世の中です。

「ああ、そういう考え方もあるよね。」とまずは結果を受け入れつつも、私には一つの疑問が生まれました。

実は、そもそも何のためにビジネスマナーがあるのかを知らない、わからない、興味がない(興味を持つシチュエーションになったことがない)のでは…。

「マナー」とはそもそも何なのか

ビジネスマナーのことは一旦置いておいて、まずは「マナー」について考えてみましょう。

実際に「マナー」という言葉を広辞苑で調べてみました。

「行儀作法。ある行為や事柄に関するやり方や態度。」

…うむ、ちょっと難しいですね。

そのそばに書かれていた「マナーモード」という言葉も見てみます。

「携帯電話で、着信音が鳴らないようにする設定。公の場で他人に迷惑をかけないためのもの。」

…お、これは大変わかりやすい!

大好きなアーティストのライブで心に響くMC中やしっとりとしたバラードの途中にケータイが鳴ったら、確かに迷惑ですよね!?思い入れのある曲なんかだったら、もう最悪…。だから、ライブや映画が始まる前にはマナーモードにする、電源を切るなどのアナウンスがあるんです。

そして、「●●しない」という言葉は禁止用語といい、ネガティブな印象を与えてしまいます。ですので、今回私はポジティブワードに変換し、肯定的な言葉を使ってみたいと思います。

「他人に迷惑をかけないためのもの」から

ポジティブな表現、「相手のことを思って行うもの」へ変換。

相手のことを思ってする行動や行為のことが「マナー」であり、

ビジネスマナーは「仕事上で相手のことを思ってする行動や行為」ということがぼんやり見えてきましたね。

「メラビアンの法則」の真意、「人は●●●が9割」のナゾ

『人は見た目が100パーセント』という漫画があります。

タイトルは非常に衝撃的ですが、ここでお伝えしたいのは

何でそんなに見た目が重要視されてしまうのかというお話。

「見た目に騙されちゃダメ!」なんて家族や友人から助言されたり、

「見た目で判断しないでよ!」と誰かに怒りをぶつけたりした経験はありませんか?

それは、「目から入ってくる情報が非常に多くの影響を与えてしまうから」という人間の特性によるものなのです。

皆さんは「メラビアンの法則」という言葉を知っていますか?

「人と人とのコミュニケーションにおいて、

  • 7%の言語情報(言葉そのものの意味、会話の内容など)
  • 38%の聴覚情報(声の質や大きさ、話す速さ、口調など)
  • 55%の視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線など)

のウェイトで影響を与える」という心理学上の法則の1つです。

しかも、何と恐ろしいことに、相手の第一印象は3〜5秒で決まるとされていることも、「メラビアンの法則」にてわかっています。

「一目惚れ」「パケ(パッケージ)買い」「ジャケ(ジャケット)買い」等、正にこれが視覚情報による人間の心理行動ですね。

そして、さらにその視覚情報にプラスされるのが聴覚情報。

上記で紹介した「言語」「聴覚」「視覚」という3つの情報はいずれもコミュニケーションには重要なものですが、言語情報は「言語コミュニケーション」、聴覚情報と視覚情報は「非言語コミュニケーション」という2つのコミュニケーションに分類されます。

・「言語コミュニケーション」

話の内容や言葉そのものの意味など、言語によって情報を伝えるコミュニケーション

・「非言語コミュニケーション」

言語以外の方法を用いたコミュニケーション

「非言語コミュニケーション」の聴覚情報・視覚情報二つを合わせることで、人と人とのコミュニケーションに影響を与える割合が90%になるのです。

「人は見た目が100パーセント」とは流石に大げさな言い方ですが、

「人の印象は90パーセントを占める視覚・聴覚の情報により、3〜5秒で決められてしまう」のは、心理学的にも立証されているようです。

ですので、「メラビアンの法則を活用して、上手にセルフプロデュースをして欲しい」というのが、私のビジネスマナーに対する考え方です。

「ビジネスマナー」はあなたをより素敵に魅せることができる『非言語コミュニケーション』の一つだと思えば、気持ちもポジティブになりませんか?

プライベートでもあるあるな「相手が気になっている行動」

パートナーや家族、友達と大切な話をしている時、目の前でずーっとポケモンGOをされていたら、皆さんはどんな気持ちですか?

「いいポケモン捕まえてね」

「捕まえたら私にも欲しいな」

「ゲームしながら話も聞いてくれるなんて、マルチタスクな人」

なーんて、思う人はほぼいないと思います。

「え?私のこと大切じゃないのかな」

「人が真剣に話してんのに、テキトーに聞き流してるなこいつ」

「一緒にいるのがつまらないのか、もう決別だな」

と思うのが、一般的ですよね。

実際に自分自身もする側・される側のどちらかを経験したという方も多いのではないのでしょうか。

実は、ビジネスマナーでもこの行動が一番気になるということが、「ビジネスパーソン1000人調査」【ビジネスマナー編】によりわかっています。

Q.あなたは、以下の行動について、マナーとしてどのように思いますか。

人と大事な話をしている時にスマホをいじっているのは、仕事でもプライベートでも「相手が不快と感じてしまいやすい行動」のようです。

スマホの普及により、仕事のツールとしても重宝される反面、使うシチュエーションによっては、相手に不快感を与えてしまうため、注意が必要ですね。

また、「少し気になる」という回答結果に注目してください。

皆さんは、「少し気になった事」って相手に伝えますか?

私は正直なところ、相手には伝えず様子を見て、何度か気になる行動が繰り返された時に「言わないとわからないかも」と思って、伝えるようにしていました。

しかし、様子を見続けるということは相手にとっては放任されていると思われてしまうこともあります。

「何度も見ているけど、やっぱり気になる、伝えよう!」と、その相手にようやく声をかける頃には、すごく不機嫌な顔をされ「え、今更?だったら最初に教えて欲しかったんですが…?」と逆ギレされてしまう事も…。

社員の育成をされている方は、この「伝えるタイミング」については十分注意しなければいけないかと思います。

他にもビジネスマナーについての調査結果が出ていますので

興味のある方はご覧になってください。

「ビジネスパーソン1000人調査」【ビジネスマナー編】

多種多様なビジネスマナー 〜「こんなに!?」って思っても大丈夫!〜

ここではビジネスマナーの種類について紹介します。

具体的な所作についてご紹介するとかなりの読了時間となるため

「どんな種類があるのか」と「おさえるべきポイント」について

紹介させてもらいますね。

(社会人として必要なこと)時間を守る「会社からお金をもらっている」という意識会社のルール(様々な規則)の遵守守秘義務の徹底報連相での連携
(一般的にどこの会社でも共通なもの)お辞儀あいさつ名刺交換メール電話・FAX席次(席順)文書作成
(会社によって差があるもの)身だしなみ

社会人として必要なこと

  • 時間を守る

「時間は誰にでも平等」という言葉があるように、自分にも相手にも同じ時間が流れています。だからこそ決められた時間を守り行動する必要があります。出勤時間、会議の時間、外出や戻りの時間、仕事の期日と時間を守らなければいけないことは様々。守らないことで自分や会社の評価を落としかねない大変重要なことです。

スケジュール帳を活用し、見通しを持った働き方を計画しておくことも大切ですね。

余談ですが、私の職場ではよく後輩が寝坊して遅刻するということが多く、一度全員出席した会議で検証を行いました。

遅刻する多くの職員は、スマホのアラーム機能のみを使っており、寝ぼけながら枕元のスマホを触り、二度寝…。

また、充電するのを忘れ寝落ち…。バッテリー切れのためアラームも鳴らず…。

遅刻しない職員たちは、目覚まし時計をセットし、ベッドから歩いて止めに行くことで、体を動かし目を覚ますという行動を実践しているという結果がわかり、その時の上司は、「宝くじが当たったら全員に目覚まし時計を買い与えたい」と冗談まじりに話していました。新社会人の皆さん、安くても良いので、目覚まし時計は買うべきだと私は思います。

  • 「会社からお金をもらっている」という意識

「人材育成」という言葉があるかと思います。最近はこの「人材」を「人財」として考えている企業も大変増えてきました。

そうです、皆さんは会社にとっての財産であり、皆さんが仕事をしたことでの成果をお金で買い取っているのです。

また、社会福祉法人のような非営利な企業の場合、人件費を含んだ多くの運営に関わるお金は税金によって賄われています。

「雇用される」ということは、一企業の人間として成果を生み出したり、社会貢献をしなければいけないという指名が課せられ、それに対する対価として給料がもらえるのです。

こちらも余談になりますが、給与明細の中身は確認していますか?振り込まれたことをスマホの銀行アプリだけで確認し、「入ってる、よかった!」だけで安心していませんか?

どのような手当をもらい、どのようなものを会社から控除されているのか、お金の出所や行き先もしっかり明細で確認しておきましょう。

  • 会社のルール(様々な規則)の遵守

企業には必ず規則があります、これはビジネスマナーとは違い、「ルールブック」です。

「こういう働き方をしてください」「休みはこのように取ってください」「冠婚葬祭に関することはこのように報告、手続きしてください」など、企業によっての書き方はありますが、「このルールを守って働いてね」という約束が書かれています。

そのため、入職前に内容を確認することがとても大切ですし、いつでも確認できるようにどこにその規則が置いてあるのかを把握しておくことが大切です。

  • 守秘義務の徹底

よく「個人情報」という言葉を聞くと思います。仕事で守らなければいけないのはそれだけではありません。仕事をしている中で知り得た情報のほとんどは守秘義務があるものです。

仕事の話をする時、そこに聞かれてはいけない人がいないか、確認しましょうね。

もし、同僚2人が帰りの電車の中で、その場にいない自分の仕事内容を話していて、それを取引会社の方が聞いていたらどうでしょう。

「うわ、この会社信頼できない!」と契約破棄…なんていうことだって十分あり得ますよね。

  • 報連相での連携

報連相とは、「報告」「連絡」「相談」のことを指します。どんな仕事であっても、かならずその前後には繋がる人がおり、時にはそれがチームとなります。報連相は様々なチームで連携し仕事を進めるためのコミュニケーションです。

「あの先輩忙しそうだし、報告しずらいな」はい、わかります。

呪術のように結界やATフィールドを張って、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出している人。

でも、報告や連絡を怠ることで、最終的には自分を苦しめることにもなります。すぐ報告できなさそうな時は、メモで「お忙しそうなのでメモですみません」とそこで伝えられることは書けば良いし、メモでは伝わらないことは「報告したいのですが、どこかで時間ありますか?」と書けば、あなたは報連相をしています。どのような方法が良いのかは、その相手とコミュニケーションを取って最善策を見つけていきましょう。

一般的にどこの会社でも共通なもの

  • お辞儀

「会釈」、「敬礼」、「最敬礼」という3つがあります。

それぞれに角度や使う場面・相手が違いますので、確認しましょう。

これは、文字では説明しにくいので、分かりやすい動画を紹介します。

お辞儀は人とのコミュニケーションの入り口です。そう、メラビアンの法則で出てきた「3~5秒での第一印象」が非常に影響する部分ですね。

洋室・和室によってお辞儀の仕方は変わりますので、打ち合わせをどのような場所で行うのかを事前に確認できていると良いですね。

  • あいさつ

挨拶をあえてひらがなにしました。

「あ」明るく

「い」いつも

「さ」先に

「つ」伝える

非常に大事なことですね。

私が保育園で働いていた時に「さようなら」が言えない子どもがいました。とても内気なお子さんで、お母さんが迎えに来たことで甘えモードになってしまっていたのですが、私は負けじと毎日こちらから「さようなら」と言い続けました。そして年長になって、園の誰よりも丁寧に挨拶をしてくれたのはこの子です。

もしかしたら、皆さんの職場には挨拶をしない人、挨拶をしても何も返事をしない人がいるかもしれません。でも、感化されないでください。人として正しいことをしているのはあなたです。ぜひ続けてくださいね。必ずそれは仕事やプライベートで活かされる力になります。

「お辞儀」のところで紹介した動画に、挨拶のことも触れていますので、よかったら見てみてくださいね。

  • 名刺交換

お仕事で外部の方と会う時に、必ずといっていいほど行うのが「名刺交換」です。基本のポイントはこのような感じです。

  1. 渡す相手と向かい合う時は必ず立って隔てる場所がないかを確認(テーブル越しの名刺交換はNG)
  2. 渡す手順(複数人いる場合は1人ずつ同じ動作で渡します)
    1. 自分の名刺を名刺入れの蓋の内側に入れておく
    2. 出した名刺を相手側に向け胸元に構える
    3. 元気よく名乗りながら両手で名刺を自分から先に渡す
    4. 相手の名刺は自分の名刺入れを受け皿にしながら両手で受け取る(受け取る際は相手の名前や会社名を指で覆わないように)

こちらも、わかりやすい動画で所作について紹介します。

複数名の名刺交換の場合の応用編も紹介されています。

  • メール

メールは「宛先」「件名」「本文」の3つで構成されます。

それぞれのポイントは以下の通りです。

  1. 宛先

宛先も「To」「cc」「Bcc」の3種類があります。

  • <Toについて>

「あなたに送っています」の意思表示。処理や作業をして欲しい人をTOに入れます。誰に宛てたメールなのかがわかるようにするため、原則1名入れます。複数名入れる場合は、誰に何をしてほしいのかを明記します。

  • <ccについて>

「TO(宛先)の人に送ったので念のため見てくださいね」という意味。参考・情報共有に使います。TOの人が主たる処理者のため、CCの人は原則、返信をおこないません。

(例:業者とのやりとりを自分が主となって行っており、そのやりとりを上司やプロジェクトメンバーにも共有するためccに入れている)

  • <Bcc>について

他の受信者にアドレスが見えないように連絡する場合に利用する。BCCの受信者は、他の受信者に表示されません。一斉送信の際に用いられることもあります。

ありがちなトラブルは、「Bccに入れるべき宛先をToやccに入れてしまい、メール受信者全員に伏せておかなければならない人や会社のメールアドレスを開示してしまった…」というお話し。

LINEのように「まずい!送信取り消し!!」というコマンドはないため、必ず送る前にこの3種類に適切な宛先が入っているか確認しましょうね!

  1. 件名

本文全体の要約となるような件名をつけるようにしましょう。内容が分からないような件名では、たくさんのメールの中に埋もれて読まれないまま放っておかれるかもしれません。

【△△社・田中】○○の参考資料のご送付、のように冒頭の【】内に差出人の社名・氏名や注意を促す一言を入れ、ある程度用件が推測できるような件名を続けると相手にもわかりやすくなりますね。

  1. 本文

本文は相手の社名・部署名・肩書き・氏名・敬称から始める。1行目に社名、2行目に部署名、3行目に肩書き・氏名・敬称を書くのが一般的です。企業名は正式名称で書きましょう。冒頭で「お世話になっております」などの簡単なあいさつをし、名乗ったあとに用件を書きます。用件は5W2H(いつ・どこで・誰と・なぜ・何を・どのように・いくらで)を意識しながら、簡潔にまとめることを心がけましょう。メールの最後には会社名、部署名、住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどを記載した署名を入れます。(署名についてはメールソフトの設定を行えば毎回つける必要がなくなりますので、業務軽減をしてくださいね)

メールソフトには「アドレス帳」というものがあります。

送られてきたメールアドレスを登録できるのですが、ソフトによっては相手に送る際登録した名前がそのままメールに反映されます。

例:相手がメール表示の際にアドレスではなく「●●商事 山田」と設定していると、届くメールにも表記としてはアドレスではなく、設定した物が表示されます。それを登録し、相手にメールを送った際

「To:●●商事 山田」と送られてしまうため。

アドレス帳の修正で「●●商事 山田課長」や「●●商事 山田様」など敬称を付け加えると、相手の印象はグッとよくなりますね。

ちょっとした手間ではありますが、見てくれている人は必ずいますし、私もその1人です。

  • 会社の電話応対・FAXの送信について

メールやチャットツールが普及した世の中ですが、仕事ではまだまだ電話が活用されてます。会社には毎日色々な場所から様々な内容の電話がかかってきます。その時の応対が会社の印象を左右することもありますので、文字でのやり取りが主となっている世代の方々も先ずは電話に出て、対応に慣れることが大切ですね!

  1. 電話は2コール以内に取るという意識で

可能な限り2コール以内に取りましょう。3コール以降になってしまったときは一言「お待たせしました」と言うようにしましょう。自分の友達や家族の電話に出るのとは全く違います。

  1. 電話は明るい声で応対しよう

「あ、この人適当に相槌うってるな?」とプライベートの電話も感じたことはありませんか?電話ではお互いの姿が見えませんが、声を通して態度は自然と相手に伝わってしまうものです。実際、相手が目の前にいると思いながら、声のトーンや、表情を心がけましょう。

電話をしながら、見えない相手にお辞儀をしている人を見て「不思議だな」と思ったことがあるかもしれませんが、それは電話の向こうの相手に対して、丁寧な態度で向き合っている証拠なのです。

  1. 重要な情報はメモを取ろう

先方の社名、氏名は必ずメモを取ります。もし聞き取れなかった場合はうやむやにせず、「(大変)恐れ入りますが、もう一度御社名とお名前を教えていただけますでしょうか」「恐れ入ります、お電話が遠いようなのですが」などと断りを入れてから聞き直しましょう。用件に関しては、5W2Hを意識しつつ大事な点を漏れなくメモするように気をつけましょう。

私は、後輩の電話対応の育成の際、独自の電話メモを作成しました。順番に書き進めれば、電話の内容がまとめられ、伝言が必要な相手にも、しっかりと情報伝達ができ、いつの間にか自分でその流れでメモを取ることができるためです。

参考になるか分かりませんが、フォーマットを載せておきますね。

  1. FAX送付状を添えよう

文書をFAXで送信するときには、用件や枚数などを書いたFAX送付状という紙を一枚添えて、一緒に送信するのがビジネスマナーです。FAX送付状にはFAX文書の送り主と、送り先、用件、送信枚数、送信日などを記載します。受信した側はこの送付状を見て、FAXの枚数や内容を確認します。送付状は、過去に先輩たちが対応した物があると思います。データをもらったり、書き方を参考にしたりして、その会社にあった内容に合わせてみてください。

また、緊急性のあるものや、厳重な情報(内容によってはメールの方が良い場合もあるので、不安な時は上司にどちらが良いか確認しましょうね!)をFAXで送った際は、エラーで送信されていない、送り間違いを防ぐため、FAX送信後に到着確認を電話で行うというのも大切な仕事になります。

  • 「席次(席順)」に関するビジネスマナー

があります。座席や立ち位置の並び順のことを指す「席次(席順)」には目上の方への敬意の意味が込められています。会社によっては重んじられているところも多いですので。席次を間違えて非常識な人だと思われないように、正しい理解を身につけましょう。

  1. 上座・下座を意識しよう

目上の人やお客様が座る安全で心地よい席を上座(かみざ)といい、目下の人や接待する側が座る席を下座(しもざ)といいます。会議などで使う応接室だけでなく、車の中、エレベーターやエスカレーター、飲み会の席にも上座・下座が存在します。上座は奥側に配置されていることが多いので、お客様に上座を進める際は「奥の席にどうぞ(お座りください)」と声をかけましょう。

  1. 上座と下座の位置を知ろう

基本的には出入り口から遠い席が上座となります。逆に出入口に最も近い席が下座ですが、室内に窓があるような場合や軸や絵画、飾り棚がある場合はそれらに近い方が上座となる場合もあり、慣れないと非常に難解な事件を解決するかのような気分になります。お客様を招くことが事前にわかっている時は、事前に上司や先輩に上座の位置を確認し、焦らずに案内ができるといいですね。

車やエレベーターでの席次については

分かりやすい動画がありますので、こちらをご紹介します。

  • 文書作成

仕事上、圧倒的に文書のやり取りを行うのは社外の相手となります。そのため、社外文書の基本を押さえておくことが大事です。

社外文書には大きく分けて、

「連絡文書」見積書や依頼状など事務的なもの

「社交文書」あいさつ状・案内状・お礼状など

の2種類になります。

送る相手にとってはこれを記録として残し、様々な仕事を進めていきますので、誤字脱字はもちろん、文章表現や分かりやすい内容の構成を意識しての作成・念入りな確認が必要です。

具体的な文章表現についてはこちらで割愛しますが、私からは何故念入りな確認が必要なのかということをお伝えしますね!

大袈裟な話ですが、100万円の車を販売するために取り交わす契約書が確認不足で「100円」で契約書を作成…。取り交わしが行われた後にそれに気づき、ちびまる子ちゃんでよく出てくる、顔に縦線が入り、真っ青な表情で、「すみません、間違いでした!!」と再契約の依頼ができるかどうかの保証は全くありません。それくらい社外に出す文書は丁寧に作成・確認だということです。

これは、私の経験談ですが、上司になればなるほど、文書のチェックは甘いです。そのため、間違いや不適切な表記があっても、見落とされてしまう可能性があります。大きな理由としては、チェック業務も部下たちの仕事であり、そのチェックを経て、「押印作業のような決済業務」が上司の仕事だからです。もちろん、部下の仕事を信頼しているからこそできる仕事の流れですが、みんながみんな「ある程度作っておけばチェックしてくれるだろう、戻ってきたものを直せばいいや!」なーんて思っていると、結局誰もやってくれていないということもあります。不安な表現がある場合は、自分で調べて、それでもわからなければ、相談して提出という良い癖が身につくと成長できると思います。

  1. 会社や職業によって差があるもの
  • 身だしなみ

正直身だしなみは、働いている会社や職業により大きく変わってくると思います。また、時代の変化により、だいぶ緩和されてきているものもあり、とても難しいなと私は感じています。

そのため、あえて「会社や職業によって差があるもの」という項目を作りました。

「これは良い・悪い」という紹介は難しいため、ここでは、「こういう身だしなみだと、多くの相手から良い印象を持ってもらいやすい」という言い方で、紹介をさせてもらいたいと思います。

また、私のあるある体験談と、対策として行ったことをご紹介します。

<髪型>寝癖がない、長い場合には結んでまとめられている

→寝癖ができる最も大きな理由は「髪が濡れたまま寝るから」です。髪の毛のタンパク質は乾いていくにつれて癖がついてしまうため、夜に入浴する方は必ず髪の毛を乾かして、「形状記憶した状態」で寝てください。それでも髪質や寝相などにより寝癖がついている人は、お湯で髪の毛を柔らかくして、形状記憶しやすい状態を作り直すことが必要です。

<顔>過度なメイクは避ける、髭(OKな会社のみ)は整えておく

→メイクについては、「ビジネスメイク」と検索すると、おすすめの商品やメイク方法の動画がたくさん出てくるかと思いますので、ご自身の肌や顔にあったものを選んでみてください。

→髭については、髭トリマーというアイテムがありますので、そちらの購入をお勧めします。メーカーによっては1mm単位、3mm単位など、調節の幅があります。私は1mm単位の商品で自分の顔に合っている長さが4mmでした。1mm単位の方が高いと思いますが、無駄な買い物にならないようこちらを買えば間違い無いと思いますよ。

<服>襟や袖がきれいになっているか、シワが目立っていないか

→肌との摩擦が大きい襟や袖は、とても汚れやすく、しかも普通の洗濯では落ちにくいです。原因は皮脂の油汚れ。汚れが目立ってきたら、洗濯石鹸や食器用洗剤を使って洗ってみてください。ぬるま湯を使って洗うとさらに汚れ落ちも良いです。ただし、着倒して袖が擦れてしまったら、新しいものを買ってください。

→シワについては洗濯で改善するものやアイロンが必要なものがあります。形状記憶シャツや、シワがつきにくい柔軟剤などの活用もして少しでも負担を減らせると良いですね。

<爪>伸びすぎていないか、派手なネイルにしていないか

→爪の長すぎると衛生的に良くなかったり、名刺交換の際に目立ちます。また、パソコンを操作する際に爪が長すぎると、キーボードのタイピング音が大きくなったり、思うようにパソコン操作ができなかったりして、仕事のパフォーマンスが落ちることがあります。

ネイルを楽しみたい気持ちもあるかと思いますが、仕事に支障がない長さで、良識の範囲内のオシャレを楽しみましょう!

<靴>汚れていないか

→「オシャレは足元から」という言葉を聞いたことはありませんか?また、日本には「足元を見る」という言葉があります。この言葉は、本来、「相手の弱みにつけ込む」という意味で使われますが、現代のファッションの観点では、『目が行きにくい足元まで気が使える人=(仕事や良い立ち振る舞いが)できる人』という意味で捉えられています。ついつい忙しさのあまり見落としがちになりますが、こまめにメンテナンスを行いましょう。個人的には、100円ショップで売っている、ウエットティッシュタイプの靴磨きは持ち歩きしやすく、汚れもすぐ拭き取れ、コスパが良いアイテムかと思います。

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